【経歴概要】

幼少期から吉本新喜劇を愛する兵庫県出身。28年間、陸上自衛隊に在籍し、この間、高高度潜入パラシュート部隊において情報収集・処理・分析を主任務とする。レンジャー指導、特殊作戦教育、イラク派遣、東日本大震災原子力災害派遣、各地の災害派遣活動に従事するとともに、後継者教育、キャリア形成指導を数多く歴任する。勤労学生として39歳で学士(法学)を取得。2015年より鹿児島在住。

【自衛官時代の問題認識と取組み】

自衛官時代においては様々な課題に直面しました。オペレーションに応じた部隊の適切な運用、管理者と現場レベルの温度差、ボトムアップの制約、その影響による離職者の存在。人的資本を必要とする組織は、未だ認識の齟齬、価値観のズレという精神的要素の課題が残されているのは間違いありません。組織の目的達成へとベクトルを合わせつつ、同時に個々の目的意識を確立させるには、常に組織の任務・自己・他者分析が必要です。大儀、明確な任務を基礎として自己の能力を棚卸しさせる。己の現有能力で何ができ、何が足りないからどう補うのか。個々の能力や役割を自他ともに確認する。できると思っているができないのではないか?できないと思っていてもできるのではないか?そして共有された課題をサポートし合える協力体制を確立する。組織への貢献こそが存在意義であるということに気付き、無意識に価値観のズレを自ら補正します。「部下の能力・性質を知り相互に尊重する。その能力を認めて有効に発揮させるための明確な役割を適材適所で付すとともにサポートを怠らない」無駄な会議と揶揄される時代でも、不定期のチームミーティングや対個人へのヒアリングには注力しました。プライベートにも一歩踏み込む。話さなければ何もわからない、伝わらない、変わらない。認識を合わせて価値観を限りなく近づけるために目を背けられないファクターであり、形式に陥らないことも重要であると痛感しました。この時代、同志たちと闘うなら犠牲になることを厭わない、誰一人として戦場に取り残さない、必ず連れて帰る、隊員とその家族のためにという思いを胸に、歴代で最も精神的支柱を末端まで共有した小部隊(20~30名)の構築に携われたことも自負しております。

【設立経緯】

セカンドキャリア早期移行のため、鹿児島県国分駐屯地勤務を最後に自衛隊早期退職を決意したものの、民間に求められるキャリアの不適合、再就職時の年齢の壁をはじめ、雇用情勢・現状のリサーチ不足から様々な問題に直面し、私を必要とされるところはなく転職活動は断念いたしました。自身と同じような境遇の方々に対して万全の準備を整えていただき、新たなスタートへのチャレンジをお手伝いしたい。そして、職業を通じて多くの方々が生き生きとした毎日を過ごせるお力添えをしたい。その思いを実現させるべく、一人で会社を設立いたしました。

【ソリューション】

昨今の少子高齢、地方の過疎化。予測できる未来への対応と、日本経済の不確実性への対応は、いずれも組織のよりよい労働環境の醸成は然り、経営資源たる人材の確保・定着が喫緊の課題であると考えます。

人材確保・定着の課題は、定量的な評価、数値化で解決できるものではありません。そこには、先進技術でも介入できない人間の「心」と「心」が複雑に関与する抽象的かつ不透明な領域でございます。その分野に真剣に取り組むことこそが、「人財」を豊かにし、社会の発展への一歩を成し得るものであると思料致します。

「人と人、企業とのつながりを大切に、南九州で働く人材を拡充する」

皆様が笑顔になれるお手伝いをすべく、最大限の努力をする所存です。

培われた死生観は、幾多の試練と危険業務に従事してきた証です。

新たな任務へ

経営理念

信頼へのたゆまぬ努力を基礎に、地域社会発展への責務を果たし、情熱をもって人々の幸福に貢献します