■その一歩が踏み出せないということは...

かつて、自身の転職活動において転職サイト30社応募、15社書類選考不合格、14社は返答すらなかったことを思い出す。オファー、スカウトメールに対して応募したにもかかわらず合否通知すら来なかったのも事実である。転職活動は、求職者にとって相当なストレスを抱える場合もある。これまでの環境を捨てる未知の世界への挑戦。しかし、意外にもこの転職活動のスタンスこそが新しいステージでの成功を左右していることに多くの人は気付かない。つまりは、挑戦意欲である。1社の不合格で自信をなくしてしまうのか、あるいは応募したものの不安によって辞退するのか。いずれも、失敗体験を重ねたくない自己防衛本能であるが、そこからは何も生まれない。幸い入社できたとて、目の前の業務での失敗ですぐに転職先を探しているのは想像に難くない。つまりは、入社がスタートではなく、もう動き出している。多くの求人企業を勧めるエージェントに「自社の紹介の売り上げのために希望もしない企業を勧めてくる」と。そう解釈している時点で、転職戦略としては不利である。想定していなかった分野への選択肢が広がっていることへ自分の意識を変えれば世界は広がる。その一歩こそが運命的な出会いとなる企業かもしれない。「これしかやらない、これしかしたくない」というスタンスで、どの企業が受け入れてくれるだろうか?転職活動を始めたその意義は何なのか?もっと内省的に考える必要はある。転職活動で苦戦した経験、人材紹介事業として企業へ売り込むサポート、、企業の人事アウトソーシングとして採用選考担当をする立場から感じる。企業も選ばれたい。だが、昨今は売り手市場ではない。その一歩が踏み出せる人材かどうかを見極められている。挑戦するものにだけ路は拓かれる。